不妊治療の保険適応について
4月1日から、人工授精や体外受精、顕微授精など、これまで自費だった不妊治療の多くが保険適応になりました。患者さんにとっては非常に喜ばしいことです。但し、以下の注意点にご留意ください。
- 保険適応となるのは、4月1日以降に作成されたその治療周期の計画にもとづき治療を行った場合になりますので、3月以前に開始している治療周期は原則保険の対象外になります。
- 一部保険適応にならなかった技術や検査に関しては、先進医療として実施可能なものもあり、これに関しては自己負担になりますので、患者さんに選択していただくことになります。
- 体外受精や顕微授精などについては、年齢による回数制限も決められています。
- 保険適応となっていない技術や検査(先進医療として告示されているものは除く)については自己負担となりますので、これらを保険適応による不妊治療と同時に実施することは認められていません。この場合、不妊治療の全てを自己負担で実施することは可能です。
このように不妊治療の全てが直ちに保険適応になるわけではなく、また全ての方が保険適応による治療を受けられるわけではありませんのでご注意ください。ご不明な点は当クリニックのスタッフまでお問い合わせください。